1948-06-30 第2回国会 衆議院 本会議 第74号
学生がこのような政治的な要求を掲げて團体運動をいたし、しかも労働組合と同じような方法によつて同盟休校に訴え、しかして、これによつて教育の目的を達しようとする考え方は、間違つておるのでにないか。しかも、これらのやり方がきわめて非民主的でありまして、学校に集まつた生徒の二割、多くても半分くらいの学生の賛成が得られたのみでありまして、学生の全体の意思は表明されておりせん。
学生がこのような政治的な要求を掲げて團体運動をいたし、しかも労働組合と同じような方法によつて同盟休校に訴え、しかして、これによつて教育の目的を達しようとする考え方は、間違つておるのでにないか。しかも、これらのやり方がきわめて非民主的でありまして、学校に集まつた生徒の二割、多くても半分くらいの学生の賛成が得られたのみでありまして、学生の全体の意思は表明されておりせん。
その行為そのものの批判は別として、日本全体の情勢から見ると、ああした短期間に、ああしたたくさんの学校が寄り集まつて同盟休校をやるというようなことは、思想上においても、種々なる問題が起ると思います。これらの学生について聴いてみるというと、やむを得ずここに至つたのである、それは文部省に何回か交渉したけれども、とにかく文部省のいろいろな問題に対する回答について、遂にやむを得ずここに立至つたのである。